平成30年7月 しんそう療方 大阪研修会

この度の「西日本豪雨」により、被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

一日も早い復旧をお祈りいたします。

 

 

平成30年7月度のしんそう療方大阪研修会が、21日、22日に大阪コロナホテルで行われました。

毎月の恒例になっている研修会前のミーティング。

いつもミーティングの最後にみんなで一つの課題を決めて、その成果を共有しているのですが、今月も一つの課題からいろんな意見がでていました。

しんそうを定期的に受けている患者さんが、だんだん明るく元気になっていく。その様子を目の当たりにする家族の方。

その結果、会話が増えたり、家族揃って出かけることも多くなるなど、患者さんだけではなく、その家族の方々にも喜んでもらえる。という嬉しい話もありました。

また、ミーティングの様子を見ていた理事の先生からも貴重なアドバイスを頂いたりと、前向きに頑張る先生方が集まると良い事が続きます。

 

【土曜研修】

今月は研究科の長谷川先生のお話しから研修会が始まりました。今回の豪雨によって甚大な被害があった岡山県の地域と仕事を通じてご縁があり「被災地のみんなを しんそうで元気にしたい」と気持ちを語ってくれました。

 

水野先生の講義

身体の”重心”について話して下さいました。

しんそうをする上でとても重要になる重心と身体の関係。

どんな力が働き、それに伴い身体はどんな変化を見せるのか。

また、そういった変化と検査との関連について話して下さいました。

 

今月の技法は、手を操作して全身を調整する技でした。

最初に理事の先生による模範実技を見せて頂きます。

技を行う上で手数や注意点が多い技法なので、理事の先生の一つ一つの動作を見落とさないように、みんな真剣な表情で学んでいました。

更に理事の先生から技を行う上で、より正確に、より的確に施術が出来るように注意点やアドバイスを頂きました。

各班に分かれて、頂いたヒントやアドバイスを仲間と確認しながら練習に励みました。

 

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【日曜研修】

日曜研修は研究科の古川先生のお話しから。

「数十年前に膝を痛め、それからずっと伸びなかった膝の関節が昨日の練習中に伸びて驚いた!

あらためて、しんそう療方の凄さを実感した!」と、とても素敵な笑顔から研修会がスタートしました。

今月は高等科の平野 佑先生による症例発表がありました。

側弯症を患い、身体の痛みに悩み、長年整形外科で首の牽引などの治療をされてきたという女性の患者さん。

背骨に負担が掛からないように、慎重に無理のない施術を心がけて治療されたとの事。

患者さんからは「治療を重ねるごとに歩行が楽になって、汗も出るようになり代謝が良くなって、夜もぐっすり眠れるようになった」と、とても喜ばれたそうです。

だんだんと洋服の色が明るくなって笑顔が増えていく患者さんの変化を平野先生自身も感じていたそうです。

今後は仲間と協力し合いながら、自信をつけて成長していきたいと抱負を語ってくれました。

解剖学講座は 、しんそう八尾志紀院 泉先生による肩関節と足関節についてのお話しでした。

肩関節では脈拍について、足関節では実際に足首の動きを確認しながら身体の左右対称性との関連について話して下さいました。

 

松本先生の講義

不調の時の身体は何を表しているのか、健康の原点とは何かという身体の形について詳しく話して下さいました。

また、しんそう療方は、どのようなアプローチによって身体を健康な状態に復していくのかを解りやすく話して下さいました。

 

 

この日の技法は、手から行う技法と、足首から行う技法の二つの技法を教えていただきました。

まずは先輩の先生の模範を見せていただきます。

軽く手を操作するだけで手や足の動きに変化があったり、軽く足首を操作するだけで身体の傾きに変化があったりと、どちらの技法も一見簡単にされているように見えますが、実際に自分でするとなると見た目に反してとても奥が深い技です。

各班に分かれ、それぞれ仲間と意見を出し合い、協力し合いながらみんな熱心に練習に打ち込みます。

今月も猛暑に負けない熱くて素敵な仲間が集い、学んで悩んで一生懸命に過ごした二日間でした。

 

ありがとうございました。

次回、8月の研修会は25日(土)・26日(日)になります。

 

研修会の見学などの質問については、

しんそう大坂研修会 本部

電話(06)6195-6884まで

お問い合わせください。

 

平成29年8月以前の しんそう療方大阪研修会ブログをご覧になられる方は

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